ブックメーカーは、イギリスで始められた賭け屋で、オッズを公表して予想投票を募集し、的中した人に配当を行うという日本のノミ屋と類似したサービスを提供しています。ただし、1960年にイギリスでは政府が公認しているように、合法としてオープンな形でサービスを展開しているという点が大きく違っています。
さらに、ブックメーカーは、メジャーリーグやプレミアリーグ、NBAやNFL、UFCなど世界中の様々な種類の競技を賭けの対象としており、多彩なチャンネルを用意しているということも特徴です。このために、スポーツファンとしての幅広い知識を活用できるので、賭博というよりも投資という意識で取り組んでいる人も少なくはありません。
なお、このように魅力的なブックメーカーですが、日本では競輪や競艇などの公営競技以外を対象としたギャンブルは禁止されており、公営であってもノミ行為は違法としています。このために、国内の業者がブックメーカーとしてサービスを提供した場合は、業者と利用者の両方が行政処分の対象となります。
ただし、海外のブックメーカーをインターネットを通して直接利用した場合は、処罰されるという心配はありません。何故なら、その国の法律に従ってサービスを提供している業者に、国内法を適用することは出来ないからです。これは、カジノが合法とされる国に旅行に行った際に、お金を賭けて遊んだとしても逮捕されないのと同じ仕組みです。